予防接種
現在、日本国内において麻しん(はしか)の感染報告が急増しております。2026年に入ってからの患者数は過去10年で最多に迫る勢いとなっており、特に東京などの都市部を中心に感染が拡大しています。
今回の流行は乳幼児だけでなく、学校や職場、公共交通機関等を利用する15歳〜49歳の「活動世代」に多くみられるのが大きな特徴です。麻しんは極めて感染力が強く、手洗いやマスクだけでは予防が困難ですが、2回のワクチン接種によって防ぐことができる病気です。
ご自身と大切なご家族、そして周囲の方々を守るため、以下の内容をご確認いただき、必要な方はお早めにワクチン接種または抗体検査をご検討ください。
以下のいずれかに該当する方は、麻しんへの免疫が不十分な可能性があります。
当院では、現在の免疫状態を調べる抗体検査、およびMR(麻しん・風しん混合)ワクチン接種を実施しております。
| 項目 | 内容 | 費用(税込) | 備考 |
|---|---|---|---|
| 抗体検査 | 血液検査にて、現在麻疹の免疫があるかを調べます | 6,000円 | 結果判明まで数日かかります |
| ワクチン接種 | MR(麻しん・風しん混合)ワクチンを接種します | 11,000円 | 1回または2回(状況による) |
過去の接種歴が分からない場合、事前に抗体検査を行わずに直接MRワクチンを接種しても、健康上の問題や不利益は通常ありません。「手っ取り早く確実に免疫をつけたい」という方は、直接のワクチン接種をおすすめします。
抗体検査のご予約はお電話にて承ります。
ワクチン接種のご予約は、お電話またはWEB予約で承ります。
※WEB予約の場合は、「予防接種(自費)」メニューよりご予約ください。1歳未満でのMRワクチン接種(定期接種以外)について
近年、麻しん(はしか)の流行や海外での感染拡大に伴い、「1歳になる前にMRワクチンを接種できますか?」というご相談をいただくことがあります。
1歳未満でもMRワクチンは接種できます
MRワクチンは定期接種では1歳になってから接種するワクチンですが、麻しんの流行地域への渡航予定がある場合や、感染リスクが高い状況では、1歳未満でも任意接種として接種することが可能です。
一般的には、生後6か月以上であれば接種が検討されます。
なぜ1歳未満では定期接種になっていないのでしょうか?
赤ちゃんは出生後しばらくの間、お母さんから受け継いだ「移行抗体」によって感染症から守られています。
しかし、この移行抗体はワクチンの働きを弱めてしまうことがあります。
そのため、1歳未満でMRワクチンを接種しても、
- 十分な免疫がつかない場合がある
- 抗体価が期待したほど上昇しないことがある
といった可能性があります。
このため、より確実な免疫獲得を目的として、日本では1歳以降の接種が定期接種として推奨されています。
⚠️1歳未満に接種しても、1歳以降の定期接種は必要です
重要な点として、1歳未満に接種したMRワクチンは定期接種の回数には含まれません。
たとえ生後6~11か月でMRワクチンを接種した場合でも、
- 1歳になったら第1期定期接種
- 小学校入学前年度に第2期定期接種
を受ける必要があります。
つまり、1歳未満で接種した場合は、
「0歳時の任意接種+1歳の第1期+就学前の第2期」
の合計3回接種となることがあります。
このような場合に接種を検討します
- 麻しん流行地域への渡航予定がある
- 海外渡航を予定している
- 周囲で麻しん患者が発生している
- 保育園や家庭内で感染リスクが高い
などの場合には、早期接種を検討することがあります。
ご相談ください
1歳未満でのMRワクチン接種は、渡航先や流行状況、お子さまの月齢などによって適応が異なります。
当院では、お子さまの状況を確認したうえで接種の必要性についてご相談を承っております。海外渡航や麻しん流行地域への移動を予定されている方は、お早めにご相談ください。